看護師

肝臓や腹膜も調べる

医者

がんにかかると発見された場所にあるがんの治療だけではなくその近くにある内臓も注視しなければなりません。それはなぜかというと転移が起こる可能性があるからです。発見した当初に既に転移が始まっていることも、ステージが進んでいればありうることです。大腸がんも例外ではなく転移を考慮しなければならない病気となっています。大腸がんの手術後に転移が見つかる場合もありますが、これは再発ともいわれます。どちらの場合でもまず検討されるのがどこに転移したのか、手術や対処は可能なのかということが検討されます。完全に切除できると判断されれば手術に踏み切ることになるのです。大腸がんは周囲の臓器に転移しやすいので、腹膜や肝臓に転移が見られる傾向にあります。場合によっては血液にのって遠くの内臓に転移することもあります。

大腸がんは肝臓転移をしやすいがんです。肝臓に転移する確率は非常に高く、手術後7パーセントの人に転移が見られたという結果が報告されています。この場合、肝臓のどの部分に転移が見られるのかを見ていくことになります。肝臓は食物を分解し脂肪に変えて蓄積する役割がありますが、切除して必要な分残しておければ問題はあまり生じません。もちろん手術に耐えられる体力があるかどうかも判断材料となるので、しっかりと考えていく必要があります。切除の他に大腸がんの肝臓の転移においては抗癌剤投与も検討されます。全て取りきることができない場合にはこの治療方法が適用されるのです。